マレーシアで事故や盗難にあった場合、保険を使いたければまず警察への届け出をしなくてはいけないのです。原則24時間以内に事故があった最寄りの警察に行っていただくことになります。
日本では事故が起きたら保険屋さんが飛んで来てくれ、飛び散ったガラスの掃除までしてくれると聞いてびっくりしたのですが、マレーシアでは事故現場にはよっぽど大きな事故でない限り警察は来ませんし、保険屋さんも来てはくれません。
マレーシアに来たばかりで右も左もわからない、英語もマレー語もだめという方にとっては「警察の場所を見つけ出してそこへ行くこと」が大変な作業になってしまいます。
(実際お車をお届けしてすぐにチャイナタウンでバスに当て逃げされたというセカンドホーマーさんがいらっしゃいました。自費で修理されるということで警察へは行きませんでしたが。)
うちの方で動ければいいのですが、他の仕事もありますし、保険に関しては一切コミッションを受け取っていないのでボランティアで警察へ行くことはちょっと無理です。
そこで、警察までついていってくれるように保険のエージェントさんに交渉していましたが、JPJ(車の登録をするお役所)の近くの保険屋さんがOKと言ってくれました。
ここは日系の東京海上、三井住友、
ニュージーランド(←すみません!!!保険屋さんの話ではニュージランドではなく「ドイツ」の保険会社だそうです。←と書いたら本部は「イギリス」だそうです。結局よくわかりませんが、大きな会社には違いありません。)の大きな保険会社Allianzの保険を扱っています。日本語は通じません。無事故割引は一旦オリジナルの無事故割引を提出し、保険会社が日本側に確認した後に割引額が返金されることになります。
この保険ですが、日系のように「車の価格+船賃+免除になった輸入税=マレーシアでの市場価格」という決め方をせず、今のところある程度はお客様の
かけたい金額で保険をかけることができますので、無事故割引がないため日系ではかなり高額な保険料を支払うことになってしまう方の場合はこちらでの加入をおすすめしています。
提携している修理工場(パネルワークショップ)もかなりの数ありますので(スバンジャヤにもあります。加入すると一覧表がもらえますのでお近くの修理工場をチェックしておかれるのがいいと思います。)修理の際はそういった修理工場に持ち込めば保険金請求手続きは工場側でやってもらえますので、ご自身で保険会社に行く必要はありません。(盗難の場合はまた別ですが)
対人は無制限、対物は最高3ミリオンリンギットまでの補償だそうです。
と書いていたら早速「日系の保険会社では輸入予定の車のマーケットプライスは480万円と言われました。保険料は年間15万円かかってしまうそうです。」と相談のお電話をいただきました。ご本人様は「200万円でいいです。」と言うことですので
Allianzのほうで見積もりを取ることになりました。