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とっても怖〜い、マレーシアの車の名義変更ルール

盗難車が勝手に売却され、勝手に名義変更されてしまうケースが多かったため、一時期は厳しくなっていた車の名義変更のルールですが、今は業界からの圧力からか、ひっちゃかめっちゃかになってしまったようで、日本に帰国される方日本にとってはとっても怖〜〜い状況が起きてしまっています。

というのも、自動車登録証、以前はピンクの紙で、中古車の場合歴代の持ち主の情報もその紙に追加される形だったのですが、今はサイズが小さくなって新しく発行され、今現在の持ち主の情報しか載らないようになっています。

昔はピンクの紙のオリジナルをJPJに持っていかなければ名義変更できなかったのが、コピーでも受付てもらえるようになりました。

中古車屋さんに行くと「本人が行かなくても大丈夫。車はマレーシアに置いていけば希望額で売れた時にお金を振り込んであげますよ。」と耳障りのいい話も聞くことでしょう。

でも、本人が行かなくてもいい、登録証もコピーでいい。
ということは、査定してもらうためだけに中古車屋さんにデータを送ってしまうと、または車を見せに行った際にお店にコピーを取られてしまうと、「持ち主の意思に関わらず、勝手に知らない間に名義変更されてしまう」ということが起きてしまいます。そしてお金を払ってもらえなかったら?

セカンドホーマーさんなどで日本に帰る時期をずらせるとかまた時間を作ってマレーシアに戻ることができる環境なら、警察に訴え弁護士をつけて時間をかけて戦えるかもしれません。
でももしあなたが忙しい日本企業の駐在さんで、日本に戻ってしまったらまとまった休みなど取れない環境で働くことになったら?
勝手に車の名義を変えてしまってお金も払ってくれない中古車屋と戦うために、わざわざ休みを取って飛行機のチケットを買って、ホテル代払ってマレーシアに来ますか?

きっと100%に近い形で「泣き寝入り」ではないでしょうか?

今、実際帰国間際になって、ローカルに紹介された中古車屋に査定してもらっただけなのに、勝手に名義をその会社のものに変更されてしまっていた駐在さんがいらっしゃいます。現金買取をしてくれる別の業者に売ることにしJPJに行って初めてすでに自分の名義ではないことを知ることに。もちろんお金は受け取っていません。うわ〜マレーシア怖い!!!

帰国の日までに解決できるのか????

会社は「うちは悪くない。JPJが間違っただけだ。」というわけのわからない言い逃れで今のところ解決に動く気はなさそうです。
そのJPJに車の情報と持ち主の情報を渡したのは誰だ?って話ですよね。
JPJは「最近多いんですよね。」だそうです。


みなさん、査定してもらう際もコピーは渡さないように。
年式その他、一旦自分でメールに書き写すとか、メモを渡すとか、自衛しましょう。
「希望額で売ってあげるから車を置いていきなさい。」という甘い言葉も信用しないように。
車を渡すのはお金を受け取ってからです。
くれぐれも、くれぐれも、お気をつけください。

「JPJ、本人は行かなくても大丈夫ですよ。日本に帰ってからでもうちでやっておきますよ。」=「あなたがいなくてもうちは勝手に売って名義変更できちゃいますよ。」と変換して聞きましょう。
実際今はできます。それは面倒だからJPJに行きたくない顧客にとってはサービスの一環かもしれません。
でも車を預けた後にお金を払ってもらえるのか、あなたが車の代金を手にできるのかは別問題です。
悪い業者も多いです。

最近はこういう事件が起きているらしいよ、とみなさんも帰国間際に車子売却を考えている方が周りにいらっしゃったら教えてあげてください。
帰国する日本人や外国人を狙った犯罪、許せません!!!


追伸、コピーでいいということは車の中に登録証のコピーを入れておくというのももちろんダメ!ですね。盗まれたらもうおしまい、ってことに。
入れている方、すぐに取り出しましょう。