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大・大・大歓迎なルール改正 No More Agent

貧しい国から海外に出る外国人は、親戚中からお金をかき集め、その上家族が家や土地を担保に借金をして仕事を斡旋するエージェントに高額な斡旋料を支払ってやっとの思いで海外に出てきています。

例えば夫の国からマレーシアに来る場合ですが、マレーシアはお給料も安いので斡旋業者に払うお金も比較的安いのですが、それでも20万程度のお金を用意しないといけません。新卒の公務員の月収が1万円という国ですから20万円でも用意するのは大変です。新卒のお給料が20万円の日本で400万円用意しろというようなものです。
これがもっとお金を稼げる日本に行くなら100万円はかかるかも。ちゃんとビザが出るはずのレストランのコックさんなんかでもなかなか自力で探すのは難しく斡旋業者頼みというのが多いのが現状だと思われます。今問題となっている研修生制度などもそうです。
アメリカならメキシコ経由でアメリカ入国する方法でも(こちらは不法入国っぽいですが)200万円とかいう話です。

うまく入国できて仕事が見つかればいいですが、そうではない場合や仕事が見つかっても途中で病気になって働けなくなったりしたらその借金は全て家族や親戚にのしかかってきます。

常々エージェントにお金をむしり取られなくてもいいシステムで外国人を雇うことはできないのだろうかと思っていました。

マレーシア政府では4月からの申請はエージェントを通さずに雇い主が直接オンラインで雇いたい外国人の情報を送ってビザの申請をしなければならないと方針転換しました。



これで外国人労働者を雇っている会社側の(業者に騙されているのでは?法外な手数料を取られているのでは?)という不安や不満を解消できる。そして「ビザ取得費用は自分で払え。」などとケチな雇用主からの指示で7000RMも払わされていたなどというケースを無くし、マレーシアに入ってからの余計な負担・借金を外国人が負わなくてもいいようにする目的もあるそうです。

これまでも、私が取得しているようなExpatのための就労ビザはエージェントなしに会社がオンラインで申請できる(というかそうしなければならない)ように移行していて、やり方は会社の担当者が呼ばれて講習を受けたりという時期があったのですが、たくさんいる単純労働の外国人労働者のワークパーミットも遅ればせながら同じような形になったようで、本当に喜ばしい限りです。

プランテーションで働く人とかがコブラに噛まれて亡くなったとかいう話を聞くたびに、まだ借金が残っていたのでは?家族はどうやって借金を返すのだろう?と他人ながら心を痛めていたので、自国で多額の借金をしなくてすむようになるなら本当に嬉しい進歩です。
(ただ全ての会社が海外までリクルートに行けるわけではなので、送り出し側での斡旋業者という存在は無くしたくても無くならないのかもしれませんが、少なくともマレーシア側で予定外の余計なお金をむしりとられることはなくなりそうなので、いい方向での一歩ということで歓迎したいと思います。)

前の雇用主にパスポートを取り上げられて返してもらえないとか、長くいすぎてパーミットの有効期限が過ぎてしまって不法滞在状態になっている人も、今の雇用主が申請し直せば不法でなく働けるようになるとのことので、雇っている会社は手続きを取ることを奨励されています。
パスポートがない外国人にはE-KADという1年間有効の身分証明書が発行されるので、その間に雇い主は大使館にパスポートの再発行を依頼し、その後パーミットの申請をするようにとのことです。

皆さんの会社でも夫の国からの出稼ぎ労働者を含めたくさんの外国人を雇っているのではないかと思います。
ぜひこれまでエージェントに払っていたお金を直接海外にリクルートに行く費用に回していただいて、労働者の負担なし(あるいは少ない負担のみ)でマレーシアに連れて来られるようなシステムの構築をしていただきたいです。