マレーシアにいる間でしたら、不動産屋さんが買い手を見つけてくれたら弁護士事務所に行って弁護士さんが用意してくれた書類に指示通りサインをするだけ、とても簡単な話なのですが、サインをするべき人間がマレーシアを離れてしまった場合どうしたらいいのか?
初めての経験なので、なかなか大変でした。
でも一回経験してしまえばなんてことはない。
それをみなさんにお教えしたいと思います。
まずお好きな不動産屋さんを選んで買い手を探してもらいます。
手付金を受け取って、弁護士さんを決めて、名義変更のために必要な書類を作成してもらいます。
うちの場合この辺はまだマレーシアに残っている夫がやってくれました。
弁護士さんは買い手の方が選んだ同じ人でOKということに。その方が安くあがるそうです。
次に国際宅急便で(うちではフェデラルエクスプレスを使いました)マレーシアから日本まで書類を送ってもらいます。
マレーシアの大使館に連絡を入れて、書類へのサインへの認証の予約を入れます。日本人の方が何人も働いているので電話は日本語で大丈夫です。
メールは日本語で送ると英語で返事が来てしまうので、私も頑張って英語で返事をしてみたのですが、結局電話の方が早いということで日本人の方が向こうからお電話を入れてくださいました。(お世話になりました)
コロナ禍だったので人数制限があって1月に電話をして予約を取れたのが3月末、結構待たされる形になってしまいましたが、コロナが終わればまた事情は変わってくるかと思います。
マレーシア大使館に行く前に、パスポートのコピーの証明、サイン証明が必要なので、公証役場へその旨伝えて予約を入れます。
国によっては、公証役場で英文の契約書にその場でサインをしてそれを証明してもらう、その代わり直接大使館へはいかなくてもよいという国もあるのですが、マレーシアはそれはダメで、サインをしていない書類を持って大使館へ行き、大使館でサインをする形になります。
大使館へ持って行くのは
パスポート
サイン証明(公証役場で作成、日本のマレーシア大使館に提出)
パスポートコピーの証明(公証役場で作成、マレーシアで提出)
売買契約書その他マレーシアのお役所に提出用の書類一式(マレーシアから送られたもの)
どこに本人と大使館のサインが必要かを指示した弁護士さんからの英文の指示書(マレーシアから送られたもの)
現金
公証役場でサイン証明、パスポートコピー証明を作成してもらうには、英文で宣言書というのを作成して、公証役場でサイン、その後公証役場、法務局、外務省の認証を受ける必要がありますが、そう忙しくない時期だったので20分ほどで終わりました。
3月末は年度末ということで仕事がいっぱいでかなり時間がかかってしまうそうで、その時期は避けた方がいいとアドバイスをいただき、3月の初めに行ったのが正解でした。
宣言書(英文)は、ホームページに雛形を載せてくれている公証役場があったのでそれを利用。
でも実際に行ったのは日証館ビルという渋沢栄一邸宅跡地に建てられたレトロな建物に入っている、日本でも一番と言っていいくらい大きな公証役場日本橋公証役場です。
なぜそこを選んだかというと、建物の一階にあってエレベーターに乗らなくていいから。(コロナのワクチン未接種なのでいろいろ気をつけています)
おまけにうちから最寄りの駅のひとつである東西線の早稲田駅から茅場町まで地下鉄に乗って、駅から徒歩数分という便利なところにありました。
建物も素敵で、ロビーにあった豪華な花の前で写真を撮ってしまいました。
担当の公証人の方は、東北大学を出て京都や大阪で裁判官をしていた経験のある池田先生という方で、裁全然選ぶっていなくてとっても素敵な方でした。池田先生、おすすめです!
電話で予約を入れ、事前にメールで英文の宣言書を送って間違いがないか確認していただきました。
公証役場で払った費用は一部11500円。
政府が決めている金額なのでどこの公証役場に行っても同じ金額だそうです。
大使館ではサイン1箇所いくらという感じで計算してくれるので現金で支払います。
書類は当日は受け取れないので、何日かしてあらためて受け取りに行くことになります。
1週間後だったかな?
渋谷駅から代官山と渋谷間を循環している赤い色のバスに乗ると大使館のすぐそばのバス停に止まってくれます。
ちょうど桜が満開で、短いですが楽しいバス旅になりました。
書類をマレーシアに送ってから弁護士さんに手続きに入ってもらいましたが、足りないものがあったらどうしよう、また公証役場やマレーシア大使館に行かなくてはいけないなんてことになったら嫌だなとすごく心配していたのですが、今日弁護士さんから電話で全て順調に進んでいると連絡があったので胸を撫で下ろし、みなさんに私の経験をお伝えしようとブログに書いてみることにしました。
病院で微熱が続いているんですと言っても37.5度以下はfeverではありませんと軽くあしらわれ、パナドールとトローチ的なものをもらえただけで、長年のかかりつけである他のドクターにも更年期障害なんじゃ?とか軽くあしらわれ、おかしいなーおかしいなーと思っていたら、7月にリンパ腺の腫れと両方の手首の痛み、8月に全身の関節の腫れと痛みで、確定ではないがリウマチではないかとリウマチの投薬開始。
でもそのうち腰もお腹も痛くなり、痛みで夜も寝られなくなってしまい、今度は胃腸の専門医を紹介され胃カメラ大腸カメラCTを取ったところ、お腹の中のリンパ節もあちこち腫れているということで、すぐに同じ階にある血液内科の専門医に回されました。
首のリンパを摘出し生検をするもその病院ではドクターの見立てと違う結果で、他の病院にいるケンブリッジで勉強してきたという有名な病理医の先生のセカンドオピニオンをもらうということになり、その結果AITLという、リウマチのような自己免疫疾患性の症状が出る血液の癌、血管免疫芽球性T細胞リンパ腫というマレーシアでは本当に珍しいらしい悪性リンパ腫の一種と診断されました。
すぐに6回の抗がん剤治療、自分の細胞を使った自家造血幹細胞移植を行い、取り敢えず寛解。やったー!
一番ひどい時は、手足の色が真っ茶色に変わってしまい、ほぼ死にかけていた感じでしたが、今は髪も伸びて(クルクルのくせっ毛です) 肌の色もすっかり元に戻り、なんなら爪は以前より丈夫になった感じです。
ただ今後も同じ病気の再燃あるいは他の種類のリンパ腫や白血病になる可能性もゼロではないとのことで、昨年の12月から骨髄バンクや臍帯血バンクからのドナーさんが見つけやすい日本に帰国しています。(同じ人種の方が適合する可能性が大きいそうで、マレーシアではまずドナーさんは見つからないと言われました) 検査の結果骨髄バンクには私と適合する方がなんと60人もいらっしゃるという結果をもらい心強いです。
担当医は京大医学部を出て東大で博士号を取って、リンパ腫の治療のための移植では有名な虎ノ門病院で働いてきた経験のある先生で、すごいエリート街道まっしぐらなのにフレンドリーでおしゃべる好き、聞き上手、いろんなことを相談できる毎月の検診が楽しみでなりません。
ずっと長いことブログも書いていなかったので、しばらくぶりに「元気にしています」という報告をさせていただきました!
http://www.istiadat.gov.my/v1/index.php/component/semakanlantikanskp/
nama(名前)のところに調べたい人の名前を入れ、carian pantasをクリックして検索。
教えてくれたお友達はマレー語がわからないので、マレーぐまさんちょっと試してみてと言われたのですが、称号持ちに知り合いはいないのでと答えたら、バドミントンのシルバーメダリストのLee Chong Weiを入れてみろと言われたので早速実験。
出た!使える!
ということで、ボンドガールのMichelle Yeohや ボリウッドスターのShah Rukh Khan、日本人におなじみのジャッキーチェン(Jackie Chan)などいろいろテスト。さすが有名人、全員載っています。
日本人ではビジネスに成功して蚊取り線香御殿と呼ばれる大豪邸に住んでいるという噂のフマキラーの会長さんも、ちゃーんと出てきました。
ネットで調べる方法が一般の人に広まれば、偽の称号を使っていた人も怖くなって名刺に書けなくなったりするでしょうね。
これからマレーシアでビジネスをしようということで、こちらの合弁先を探しているなどという会社の方は、称号を持っているからと言ってすぐに信用してしまわず、まずその称号が本物なのか確認してみてくださいね。
噂によると若い世代で称号持ちと言われているような人たちは、偽の称号か、インドネシアでゲットした称号をパスポートの表記に追加してもらっただけというケースが多いそうです。
授与式の写真だぞ!とパスポート更新時に立派な衣装で撮影した写真を見せるとパスポートの名前の前に称号をつけてもらえたそうです。フェースブックで自慢げにパスポートの写真を載せている人もいます。
でもインドネシアでもらった称号はマレーシアでは認められていないのでネットで検索しても一致する名前と称号は出てきません。これもテスト済み。(暇人か!)
パスポートを見せて「ほら、名前の前に称号があるでしょ?」と言ってきても「じゃあネットで検索してみますね。」って言い返してやりましょう。
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